ケンブリッジ大学認定CELTA講師 北山奈美の英語指導とPBL

全ての子どもたちに質の高い英語教育とPBL教育を届けたいという理念で活動をしています。学習効果が確実に表れる英語指導アイディアや今注目のプロジェクト型学習に関する情報を発信します!

大公開!ネイティブに「どこかに留学してた?」と言わせたヒミツのスピーキング練習法

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インタビューで公開してしまったヒミツのスピーキング練習法

先日インタビューをお受けしまして、少し前に公開されました。

公開されて、多くの方から英語教育にかける熱意を感じたとおっしゃっていただき、嬉しく感じているところです。

 

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今日はインタビューで公開してしまった私のヒミツのスピーキング練習法について詳しくご紹介します。とっても特殊なんです。

THE 独り言練習法

 

名付けてしまうとこのままですが… 実は私は独り言で練習を重ねてきた特殊な人です。言い換えると、ちょっと変な人とも思われるので、この練習法を公にしてこなかったのですが、最近は、大いに発信すべきだと思いを改めました。そのきっかけになったのがインタビューでした。

独り言練習法を編み出した?のは、完全なる家庭環境が大きな要因です。インタビューをご覧いただくと分かるのですが、うちは大家族。

英会話塾なんかに活かせてもらえる環境ではなかった… でも憧れが強くて独り言練習法へと自分を向かわせたというのが背景です。

話す相手なんていないわけですから、鏡の前に立って、延々と「話す」!これが THE 独り言練習法 の始まりです。

 

THE 独り言練習法を推したくなる利点の色々

利点その① ¥0

 

独り言練習法の利点は、ズバリ無料ということ! これは、声を大にして伝えたい利点の一つです。

今や多忙な毎日の時間をやりくりして大手英会話スクールに通う方も多いと思いますが、通っている時間、どれだけ話をするチャンスがあるのか+費用を考えた時に、「あれ?それほど話せていないかも」とか「う~んとか考えてうなってる時間が多いな」とか「先生の話している時間の方が多い💦」など思う方は、是非一度、独り言練習法を試してみて欲しいと思います。

なぜなら、そういった方の多くはまだ話す準備段階にないからです。それではお金が勿体ないし、時間が勿体ないです。

利点その② 時間

 

少し今触れてしまいましたが、時間が節約できます。なぜなら、いつでも、どこでも実践できるから♪ お風呂でもトイレでも、自分の部屋でも車の中でも、人の目さえ気にならなければどこでも実践出来ます(笑)

でもこれも実はすごい利点だと思うんですね。英会話スクールへは、英語を使う時間を得るために通うわけですが、この英会話スクールへ通う時間まで考えるとそれなりの時間をかけることになると思います。そして先程の例ではないですが、グループレッスンだった場合、もしくは個人レッスンでもなかなか話せていない場合、週1回50分ほどのレッスンでどれだけ話せているのかを考えた場合に、独り言練習法には到底かないません。

利点その③ 絶対にバカにできない英語舌をGET

 

英語舌… 勝手なネーミングではありますが、英語のきれいな発音には欠かせない英語舌を手に入れることが出来るのもこの練習法の大きな利点の一つです。

個人的な話ですが…

私は大学の時に、オーストラリアに語学留学をしました。その時に100人中100人、つまり全ての人に言われたのが「ここに来る前はどこに留学していたの?」ということ。

つまり話せたんです。しかも話せるだけではなくて、発音がキレイだと言われます。

 

何故???

 

独り言練習法で話続けていた結果、RやTHと言った発音の難しい単語も発音できるように自由自在に動く英語舌を手に入れていたからです。
これは話し続けなければ得ることは出来ません。いつでもどこでも話続けていただからこそ、この動きが手に入ったんですね。なんかカンフーか何かの話みたいですが(笑)、音声入力のアプリを使っても、難なく英語が入力されていくのを見ると、英語舌が育っていることを実感できます。

利点その④ 先をよむ思考力も手に入れる

 

独り言練習法を実践していると、こう話したら、こう返ってくるだろうから、こう返して、もしくはこう質問しようかな… といったことをフルに考えながら話をします。つまり相手のことも考えながら話をすることで、先に先に話をよむ思考力が身につきます。これも重要です。

4技能をまんべんなく伸ばす指導を受けてきていない日本人の多くが、文を頭でいったん作ってから発言をすると言われています。例えば「彼はこれらの本が好き」と言いたい場合、

主語は He でしょ、動詞は like でも三単現のSが付くから likes で、これらのというのは this じゃなくて複数形の these、そしてbookは複数形でbooks

ここまできて

 

オッシャ! He like these book!  あ、しまった💦複数形のsを忘れた…💦

 

と極端ではあるものの、こういったことが頭の中で起こっていると言われていますが、実際話す際には心地良いテンポというものがあります。そのテンポを生み出すのが先を読む思考力です。

これを身に付けておくと、「う~ん」と何を話そうかと考える時間、そして文章をどのように組み立てようかと考え込んでしまう時間が激減します。

利点その⑤ 英語だけではない表現力

 

コミュニケーションと言った時に、言葉を第1に挙げる方は多いと思います。これはバーバルコミュニケーションと言われるものですね。ですが、実はコミュニケーションのうち、この言葉の部分は2割か3割ほどを占めているだけで、後はノンバーバルコミュニケーションが占めています。

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉以外のもの。顔の表現、ジェスチャー、姿勢、声のトーン、声の大きさ、視点などがそれに含まれます。

 

例えばYES1つとっても、伝え方は色々です。

 

Yes 無表情で頭を縦に振りながら普通の声の大きさで言う

 

Yes  にこやかな顔をして頭を何度も縦に振りながら、涙を流して弾むように言う。

 

Yes!!  満面の顔をして力を込めて大きな声でYES!ジャンプしてガッツポーズ

 

同じ言葉でも、全く違う印象を与えます。このスキル、英語では大事にしたいところです。なぜなら、英語圏ではこれらのノンバーバルコミュニケーションが日本よりも大きな役割を果たすと感じています。このノンバーバルコミュニケーションを用いたコミュニケーションが非常にパワフルだと感じるからです。日本語でももちろんノンバーバルコミュニケーションが果たす役割は大きいのですが、海外ではジェスチャー等に関しては特にフル活用して話す方が多いですので、スキルアップする必要があると感じます。

 

ちょっと研究の話…

 

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって1971年に発表された、「7-38-55ルール」あるいは「3Vの法則」と呼ばれる法則があります。

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この法則によると、人はコミュニケーションを取るときには、受け取る情報を100とすると、相手から発せられる言語の内容である「言語情報」から7%、声のトーンや口調、大きさ、話す速さなどの「聴覚情報」から38%、そして相手のジェスチャーや視線、表情といった「視覚情報」から55%の情報を受けています。

つまり、言語メッセージよりも非言語コミュニケーションによるメッセージのほうが、影響力が強いということが分かります。

 

英語指導講座やセミナーの中で私はよく「ジェスチャーをフル活用しましょう!」とお伝えしているのはこのためです。日本では、ジェスチャーを使って話す習慣がそれほどないように感じます。そうすると、伝えられるはずの部分が伝えられないまま終わってしまう…それはもったいない話です。

 

話が逸れてしまいました💦

ノンバーバルコミュニケーションのスキルが乏しいと、会話をしていても「つまらない」と感じられてしまいかねません。ですので、鏡を見ながらしっかりと自分の表情やジェスチャーもチェックするわけです。言いたいことにはきちんと感情を入れて伝える!これってとっても大事ですよ。

最後に

 

利点を上げ始めると止まらない私のヒミツのTHE 独り言練習法、「100利あって1害なし」ですので、是非実践してください。私は留学後、日本で生活をしていた期間が8年ありました。その間英語を話さなかったわけですが、英語力は落ちませんでした! 実践した方がいらっしゃったら、是非感想を教えて下さい。

 

Just have a go!

慣れるとなんてことはありません(笑)

 


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